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公開:2026年10月16日 更新:2026年10月17日

500円記念硬貨でプレミアがつくのはどれ?発行枚数と落札相場で見る価値の目安

500円記念硬貨でプレミアがつくのはどれ?発行枚数と落札相場で見る価値の目安

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財布や貯金箱、引き出しの奥から、見慣れない図柄の500円玉が出てきたことはありませんか。

「記念硬貨だから価値があるのでは」と気になる一方で、いくらで売れるのか、そのまま使ってよいのかが分からず、手が止まっているかもしれません。

この記事では、財務省の記念貨幣一覧、造幣局の製造枚数、ヤフオクの落札実績をもとに、500円記念硬貨の発行枚数と市場価格の目安を整理します。

この記事の要点

・500円記念硬貨は、財務省が「全て通常の貨幣と同じように使用することができます」と案内しており、額面の500円として使えます。

・ヤフオクの落札実績(バラ)は、多くの種類で600〜700円前後が中心です。額面を100〜200円ほど上回る水準です。

・額面を大きく上回る例は、中部国際空港開港記念500円銀貨(発行枚数5万枚)など、ごく一部です。

500円記念硬貨は額面どおり使えます

財務省は、記念貨幣について次のように説明しています。

記念貨幣は、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、貨幣として定められているため、全て通常の貨幣と同じように使用することができます。

出典:財務省 よくあるご質問「過去に発行された記念貨幣は、現在でもお金として使えますか」

ただし、財務省は、記念貨幣はいろいろな素材で作られていたり、大きさが異なったりするため、自動販売機などでは使えないことがあると案内しています。使う場合は、銀行などの金融機関の窓口で通常の貨幣と引き換えるよう案内されています。

銀行や郵便局での交換については、次の記事でまとめています。

500円記念硬貨の一覧と落札相場

財務省の記念貨幣一覧(2026年9月11日現在)に載っている500円記念貨幣と、ヤフオクの落札相場をまとめました。

落札相場は、2026年10月16日に確認した過去180日間の落札実績です。鑑定済み・まとめ売り・貨幣セット入りなどを除いた、バラ(1枚単体)の落札価格を集計しています。「中央値」は価格を安い順に並べたときの真ん中の値、「中心の範囲」は下から4分の1〜4分の3の範囲です。

記念貨幣 年銘 発行枚数 素材 落札相場(中央値/中心の範囲)
国際科学技術博覧会 昭和60年 7,000万枚 白銅 580円/550〜680円
内閣制度創始100周年 昭和60年 7,000万枚 白銅 635円/580〜700円
天皇陛下御在位60年 昭和61年 5,000万枚 白銅 605円/600〜650円
青函トンネル開通 昭和63年 2,000万枚 白銅 650円/588〜1,000円
瀬戸大橋開通 昭和63年 2,000万枚 白銅 600円/570〜1,000円
天皇陛下御即位 平成2年 3,000万枚 白銅 600円/590〜650円
沖縄復帰20周年 平成4年 2,000万枚 白銅 660円/600〜700円
皇太子殿下御成婚 平成5年 3,000万枚 白銅 610円/600〜650円
関西国際空港開港 平成6年 2,000万枚 白銅 600円/580〜700円
第12回アジア競技大会(3種) 平成6年 各1,000万枚 白銅 600円/550〜630円
長野オリンピック(3種) 平成9・10年 各2,000万枚 白銅 600円/588〜680円
天皇陛下御在位10年 平成11年 1,500万枚 白銅 700円/670〜810円
2002FIFAワールドカップ(3種) 平成14年 各1,000万枚 ニッケル黄銅 610円/580〜700円
2005年日本国際博覧会 平成17年 824.1万枚 ニッケル黄銅 600円/600〜798円
南極地域観測50周年 平成19年 660万枚 ニッケル黄銅 620円/580〜770円
天皇陛下御在位20年 平成21年 1,000万枚 ニッケル黄銅 700円/670〜800円
地方自治法施行60周年(47種) 平成20〜28年 各約160〜210万枚 バイカラー・クラッド 700円/670〜800円(47種まとめて)
天皇陛下御在位30年 平成31年 500万枚 バイカラー・クラッド 700円/650〜700円
天皇陛下御即位 令和元年 500万枚 バイカラー・クラッド 700円/700〜800円

出典:財務省「記念貨幣一覧(2026.9.11現在)」、ヤフオク落札相場(過去180日)

日本ブラジル交流年記念500円(平成20年、480万枚)は、バラの落札が4件と少なく、610〜888円でした。件数が少ないため、表からは外しています。

白銅貨の記念貨幣は、昭和60年〜平成11年に発行されています。発行枚数が数千万枚にのぼる白銅貨の落札相場は、600円前後に集まっています。

次の古銭は、サイトの詳細ページで価値や買取相場を確認できます。

額面を大きく上回る例

中部国際空港開港記念500円銀貨

500円記念貨幣のうち、素材が純銀で、発行枚数が5万枚と少ないのが、中部国際空港開港記念500円銀貨(平成17年銘)です。財務省の一覧では、販売価格4,000円で発行されています。

ヤフオクの落札は、プルーフ貨幣セットとして出品されたものが中心で、中央値は5,400円、中心の範囲は5,000〜6,500円でした(61件)。最安は3,700円、最高は9,500円でした。複数セットのまとめ売りと鑑定済みのものは除いています。

近年発行のもの

大阪・関西万博の記念500円バイカラー・クラッド貨幣(令和7年、220.8万枚)は、バラの落札が1,000〜6,330円の間に散らばっており(13件、中央値2,090円)、価格が一定していません。

東京2020オリンピック・パラリンピックの記念500円(令和2年、各400万枚)は、バラの落札が1,500〜1,799円でした(19件)。ただし、同じタイトルに通し番号をつけた連続出品が大半を占めており、相場として一般化できる件数ではありません。

発行から間もない記念貨幣は、価格が定まる前の段階です。参考値としてご覧ください。

通常の500円玉で枚数が少ない年

記念貨幣ではなく、通常の500円玉にも、年銘によって製造枚数が少ないものがあります。造幣局の年銘別貨幣製造枚数で、昭和57年〜令和7年銘のなかで最も少ないのは、昭和62年の2,775千枚(277万5千枚)です。

年銘 製造枚数 落札相場(バラ)
昭和62年 277万5千枚 700〜1,500円(21件、中央値980円)
昭和64年 1,604万2千枚 700〜910円(6件、中央値845円)

出典:造幣局「年銘別貨幣製造枚数」、ヤフオク落札相場(過去180日)

昭和64年は件数が少ないため、参考値です。

セットとバラでは、価格が大きく変わります

同じ記念貨幣でも、貨幣セットやプルーフ貨幣セットとして出品されたものは、バラより高い価格で落札されています。

たとえば皇太子殿下御成婚記念500円の落札を比べると、次のとおりです。

出品の形 落札価格の目安
バラ(500円白銅貨のみ) 600円前後(中央値610円)
貨幣セット(500円白銅貨入り) 900〜3,000円ほど
プルーフ貨幣セット(5,000円銀貨と500円白銅貨) 6,600〜8,500円ほど

プルーフ貨幣セットの価格には、5,000円銀貨の価値が含まれています。500円白銅貨そのものの価値ではありません。

売るか、使うか

バラの落札相場が600〜700円前後なら、500円の額面を100〜200円ほど上回る水準です。

ヤフオクで650円で落札された場合、落札システム利用料は落札額の10%(税込)です。650円の10%は65円で、手元に残るのは585円(送料別)になります。

売るかどうかは、次の点を見比べて決めたいところです。

  • 額面500円として使う(銀行などの金融機関の窓口で、通常の貨幣と引き換える)
  • ヤフオクなどで売る(手数料・送料・手間がかかる)
  • 買取業者に査定を頼む

メルカリでは、現在有効な記念貨幣の出品が禁止されています。手数料と出品ルールは、次の記事で整理しています。

買取業者を比べたいときは、買取業者一覧で各社の特徴を確認できます。

売る前に気をつけたいこと

汚れ落としの注意点は、次の記事でまとめています。

まとめ

  • 500円記念硬貨は、額面500円の貨幣として使えます
  • 落札相場(バラ)は、多くの種類で600〜700円前後が中心です
  • 額面を大きく上回る例は、中部国際空港開港記念500円銀貨(5万枚、純銀)など、一部に限られます
  • 通常の500円玉では、昭和62年が最も製造枚数が少なく(277万5千枚)、落札は700〜1,500円でした
  • セットとして出品されたものは、バラより高い価格で落札されています

よくある質問

Q. 500円記念硬貨は、今でも使えますか?

A. 財務省は、記念貨幣は「全て通常の貨幣と同じように使用することができます」と案内しています。自動販売機などでは使えないことがあるため、その場合は金融機関の窓口で通常の貨幣と引き換えます。

Q. いちばん高く売れる500円記念硬貨はどれですか?

A. 今回調べた範囲では、中部国際空港開港記念500円銀貨(平成17年銘)の落札が最も高く、中央値は5,400円でした。発行枚数は5万枚で、素材は純銀です。

Q. 昭和62年の500円玉は、特別な価値がありますか?

A. 造幣局の年銘別貨幣製造枚数では、昭和57年〜令和7年銘のなかで最も少ない277万5千枚です。ヤフオクの落札(バラ、過去180日)は、700〜1,500円の範囲でした。

Q. 万博の500円硬貨は、いくらで売れますか?

A. 令和7年の2025年日本国際博覧会記念500円バイカラー・クラッド貨幣は、バラの落札が1,000〜6,330円の間に散らばっており、一定していません(13件、中央値2,090円)。

この記事のデータソース

調査日:2026年10月16日

  • 財務省「記念貨幣一覧(2026.9.11現在)」
  • 財務省 よくあるご質問「過去に発行された記念貨幣は、現在でもお金として使えますか」
  • 造幣局「年銘別貨幣製造枚数【令和7年銘】」
  • ヤフオク! 落札相場(過去180日間の落札実績。鑑定済み・まとめ売り・貨幣セット入りなどを除いた、バラの落札価格を集計)
  • Yahoo!ヘルプ「落札システム利用料」

執筆者: 古銭場

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