大判とは?小判との違いと歴史

大判とは、小判よりも大型の金貨です。日本銀行金融研究所貨幣博物館によれば、最初の大判である天正大判は、豊臣秀吉が彫金師の後藤家に命じてつくらせたもので、品位70〜76%、重さは「拾両」の表記で約165gとされています。

天正大判以前との違い

同館の解説では、天正大判が登場する以前の金貨は重さや品位が一定せず、使うたびに秤(はかり)で重さを量る必要があったとされています。天正大判の登場以降、重さと品位が基準化されました。大判の表面には文字が墨書され、後藤家の花押(かおう)と桐の極印が刻印されることで品質が保証されていました。

慶長大判は、徳川家康が後藤家に命じてつくらせたもので、天正大判の形状を引き継いでいます。1枚で1両として扱われる計数貨幣です。

小判との違い

大判と小判の最も大きな違いは用途です。貨幣博物館の解説によれば、大判は主に贈答などの儀礼の場面で使われたのに対し、小判は日常的な取引で流通する貨幣でした。

大判 小判
用途 贈答・恩賞など儀礼用 日常の取引で流通
代表例 天正大判・慶長大判 慶長小判・元禄小判など

古銭としての大判は、流通量が小判よりも少なく、状態の良いものは特に高い価値がつく傾向があります。手元の大判の価値を正確に知りたい場合は、無料の一括見積もりをご利用ください。