旧国立銀行券20円の買取価格・価値

旧国立銀行券20円 表面

表面

旧国立銀行券20円 裏面

裏面

※本サイトに掲載している古銭画像は、説明目的で生成したイメージ画像です。実際の古銭とは細部・状態・色味などが異なる場合があります。取引・査定の際は実物をご確認ください。

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発行年 明治6年〜(1873年)

旧国立銀行券20円の価値は?買取相場と見分け方

旧国立銀行券20円の価値は?買取相場と見分け方
古銭場編集部代表
監修者

古銭場編集部代表

古銭・古紙幣の買取会社を専門に調査・比較する業界特化型プラットフォーム「古銭場」の運営者です。買取専門店での勤務経験を有し、現場視点と業界理解をもとに情報発信を行っています。また、古物営業法に基づく古物商許可を取得しており、古銭・古紙幣の取引および真贋鑑定に関する基礎知識を有しています。古銭場では、各社の公式サイト・公開情報・買取実績をもとに、独自基準でデータを整理・比較。これらのオリジナルデータベースをもとに、公平性と透明性を重視した記事制作および情報監修を行っています。

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旧国立銀行券20円は、明治6年(1873年)に発行された、日本で最初の民間銀行券のうち最高額面の紙幣です。国立銀行券の中でもっとも製造枚数が少なく、現存するものはきわめて希少とされています。

今回はそんな旧国立銀行券20円の価値と買取相場、見分け方について解説していきます。注意点:旧国立銀行券20円は現在の日本で通用する法定通貨ではありません。

サービス名 手数料・査定料 買取方法 入金対応 出張費 キャンセル料
福ちゃん
21店舗
無料 出張買取/宅配買取/店舗買取 出張・店頭は即日現金/宅配は振込 無料 無料
ウリエル
なし
無料 出張買取/宅配買取 出張・催事は即日現金 無料 無料
アンティーリンク
1店舗
無料 店頭買取/出張買取/宅配買取 2営業日以内に振込 無料 無料
バイセル
約150店舗
無料 出張買取/宅配買取/店舗買取 出張・店頭は即日現金/宅配は最短即日振込 無料
買取大吉
1,400以上
無料 店頭買取/出張買取/宅配買取 店頭・出張は即日現金/宅配は振込 無料 無料

旧国立銀行券20円とは?

旧国立銀行券は、明治5年(1872年)に制定された「国立銀行条例」に基づいて発行された紙幣です。この条例は、当時の通商正としてアメリカに派遣されていた伊藤博文の建議により、アメリカのナショナル・バンク制度を模範として作られたもので、渋沢栄一も条例の起草に関わり、自らも第一国立銀行を設立してその経営にあたりました。

当初、国立銀行券は金貨との交換が保証された「兌換紙幣」として発行することが義務付けられていたため、設立できた国立銀行は第一・第二・第四・第五の4行にとどまりました。しかし金貨の不足から経営が行き詰まったため、明治9年(1876年)に条例が改正されて兌換義務が緩和されると、国立銀行の数は全国で153行にまで急増しました。今回紹介する旧20円券は、この改正より前、明治6年に発行された兌換紙幣(旧券)に分類されます。なお、改正後に不換紙幣として国内で製造された「新券」は1円券・5円券の2種類のみで、旧20円券とは別の紙幣です。

旧国立銀行券は、額面(二十円・十円・五円・二円・一円)ごとにデザインが統一されており、153の国立銀行がそれぞれ同じ版下に自行の名称・所在地・頭取や支配人の名前などを加刷して発行していました。

旧20円券の印刷は、アメリカの印刷会社「コンチネンタル・バンクノート・カンパニー(CONTINENTAL BANKNOTE Co. NEW YORK)」に委託されており、券面の銘板にもその社名が記されています。日本で用意した原画をアメリカに送り、アメリカ人の彫刻師が版を彫るという方法で製造されたため、図柄の一部にはやや不自然な表現も見られます。

表面には、崖の上に座る素戔嗚尊(すさのおのみこと)と、酒甕とともに描かれた八岐大蛇(やまたのおろち)が描かれています。

裏面には、大国主命が国譲りの神話の一場面として、事代主神・建御名方神を従えて天照大神の使者・建御雷神に矛を引き渡す場面が描かれています。

寸法は縦80mm×横190mmで、他の額面の旧国立銀行券と同じサイズです。透かし(すき入れ)は入っておらず、用紙は木綿を主原料としているため、紙質はあまり強くありません。発行は明治6年(1873年)8月20日、廃止は明治32年(1899年)12月9日です。

製造枚数は88,313枚と記録されており、これは二十円・十円・五円・二円・一円の5券種の中でもっとも少ない枚数です。

旧国立銀行券20円の価格の見方

旧国立銀行券20円は紙幣であり、金貨・銀貨のように金属そのものの価値(素材価値)を計算することができません。ここでは「当時の額面としての価値」と「希少性による価格」という2つの視点から見ていきます。

旧国立銀行券20円の当時の額面

旧国立銀行券20円の額面は、その名の通り20円です。発行当時、この20円という額面は国立銀行券の中で最高額でした。

券面には「此紙幣を持参の人へは何時たりとも二十圓相渡可申候也」という趣旨の兌換文言が記されており、当時は金貨20円分と交換できる紙幣として発行されていました。ただし、この20円という額面を現代の物価水準にそのまま換算した公式な数値は存在しません。

旧国立銀行券20円の希少性の価格

旧国立銀行券20円の製造枚数は88,313枚とされ、5種類ある旧国立銀行券の中でもっとも少ない枚数です。

さらに、高額紙幣であったことから当時の兌換(金貨との交換)や、その後の紙幣整理によって多くが回収されたと考えられ、現在実際に何枚が現存しているかを示す公式な資料は確認できませんでした。製造枚数の少なさに加えて、長年の回収・整理を経ていることから、現存数はさらに限られているとみられます。

古銭・古紙幣の買取業者が公開している参考価格を確認したところ、状態(並品・美品・未使用など)によって、並品でも100万円台、美品では数百万円、未使用品では1,000万円を超える水準が目安として示されているものが複数見られました。

※これらの価格は、あくまで買取業者が示す査定・カタログ上の参考価格であり、コインオークションでの実際の落札記録を保証するものではない点にご注意ください。

旧国立銀行券20円の真贋を見分けるには

旧国立銀行券20円は現存数が少なく、高額で取引される紙幣です。以下にいくつかの確認ポイントを挙げますが、最終的な真贋の判断は必ず専門機関に委ねることが前提になります。

透かし(すき入れ)がないことを確認する

旧国立銀行券は、20円券を含む全券種で透かし(すき入れ)が入っていません。これは、透かし入りの紙幣(日本銀行兌換銀券)が導入される明治18年(1885年)よりも前に発行された紙幣であるためです。

透かしが入っているものが「旧国立銀行券20円」として売られていた場合は、別の紙幣と混同しているか、模造品の可能性を疑ってください。

印章の種類と位置を確認する

本物の表面には、大蔵卿印・出納頭印・記録頭印・頭取印・支配人印が押されており、裏面には発行銀行印(割印)があります。これらの印章の種類・位置・押し方に不自然な点がないかを確認しましょう。

発行銀行名の加刷を確認する

旧国立銀行券は、153の国立銀行それぞれが同じ版下に自行の名称・所在地・頭取や支配人の氏名を加刷して発行しています。券面に記載されている銀行名が、実在した国立銀行のものと一致しているかも確認のポイントになります。

紙質・記番号を確認する

用紙は木綿を主原料としており、現代の紙幣とは質感が異なります。また、記番号には、アルファベットとアラビア数字による赤色の「大蔵省記番号」と、十二支の漢字と漢数字による緑色の「国立銀行記番号」の2種類が印刷されています。この2種類の記番号がどちらも正しく確認できるかもチェックポイントです。

専門機関に鑑定を依頼する

ここまで紹介したポイントはあくまで目安であり、これだけで真偽を確定的に判断するのは非常に困難です。

旧紙幣の真贋鑑定では、PMG(Paper Money Guaranty)のような専門の紙幣鑑定機関によるグレーディングを受けた状態で取引されることも一般的です。旧国立銀行券20円、あるいはそれに似たものをお持ちの場合は、自分だけで判断せず、古紙幣・古銭に詳しい鑑定士や買取店に相談することをおすすめします。

旧国立銀行券20円を売却する際の注意点

繰り返しになりますが、旧国立銀行券20円は明治32年(1899年)に廃止・回収されており、現行の法定通貨ではないため、銀行や郵便局へ持ち込んで換金するという選択肢自体がありません。

またこのお札の価値は、額面としての20円をはるかに超えて、製造枚数の少なさや歴史的背景、明治初期の紙幣製造技術を伝える資料としての評価が大きく上乗せされたものです。そのため、一般的な金券ショップや古物店では、本来の価値を十分に評価してもらえない可能性があります。

先ほど紹介した買取業者の参考価格は、あくまで一部の業者が公開している査定基準であり、すべての個体が同じ水準で取引されるとは限りません。特に、破れ・シミ・補修跡の有無といった保存状態によって評価は大きく変わってきます。

旧国立銀行券20円のような歴史的に価値の高い古紙幣をお持ちの場合、あるいはお持ちかもしれないという場合は、古紙幣・古銭を専門に扱う買取店や、実績のあるコインオークションに査定を依頼することをおすすめします。

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