元禄大判金

古金銀 大判
¥1,775,285
材質価値
元禄大判金 表面

表面

元禄大判金 裏面

裏面

※本サイトに掲載している古銭画像は、説明目的で生成したイメージ画像です。実際の古銭とは細部・状態・色味などが異なる場合があります。取引・査定の際は実物をご確認ください。

価格情報

材質価値 ¥1,775,285
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素材価値の推移

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金含有率: 52.10% 銀含有率: 44.90% 重量: 164.50g

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詳細情報

発行年 元禄8年〜享保元年(1695年〜1716年)
材質 金/銀/その他
重量 164.50g
発行枚数 30,000枚

元禄大判金の価値は?買取相場と見分け方

元禄大判金の価値は?買取相場と見分け方
古銭場編集部代表
監修者

古銭場編集部代表

古銭・古紙幣の買取会社を専門に調査・比較する業界特化型プラットフォーム「古銭場」の運営者です。買取専門店での勤務経験を有し、現場視点と業界理解をもとに情報発信を行っています。また、古物営業法に基づく古物商許可を取得しており、古銭・古紙幣の取引および真贋鑑定に関する基礎知識を有しています。古銭場では、各社の公式サイト・公開情報・買取実績をもとに、独自基準でデータを整理・比較。これらのオリジナルデータベースをもとに、公平性と透明性を重視した記事制作および情報監修を行っています。

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元禄大判金は、江戸幕府が元禄8年(1695年)11月から発行した大判です。勘定吟味役だった荻原重秀が主導した「元禄の改鋳」によって生まれた貨幣で、それまでの慶長大判に比べて金の含有率を大きく落とした点に特徴があります。今回は、元禄大判金がどのような貨幣なのか、実際の取引事例、そして真贋を見分ける際のポイントを整理していきます。

注意点:元禄大判金が現在の日本で通用する法定通貨ではないという点です。現代の記念金貨のように「銀行に持ち込めば額面通りの金額に交換してもらえる」という仕組みは、そもそもこのコインには当てはまりません。

サービス名 手数料・査定料 買取方法 入金対応 出張費 キャンセル料
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21店舗
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なし
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元禄大判金とは?

元禄大判金は、元禄8年(1695年)11月、慶長大判に次いで発行された大判です。日本銀行金融研究所貨幣博物館の公式資料によれば、大判は江戸時代を通じて慶長・元禄・享保・天保・万延の5種類が発行され、いずれも軍用・賞賜・贈答などの目的で用いられました。発行を主導したのは、当時勘定吟味役だった荻原重秀です。流通する貨幣量や物価の調整、そして改鋳によって得られる利益での幕府財政の補填を目的に、金貨の品位(金の含有率)を引き下げる改鋳を進めました。大判の表面には「拾両」という文字が墨で書き込まれていますが、日本銀行金融研究所貨幣博物館の解説では、これは小判10枚分の価値という意味ではなく、貨幣そのものの重さ(165g)を示す表記だとされています。この「拾両」の文字に加えて、製作にあたった後藤家当主の署名と花押が添えられるのが大判に共通する様式です。

元禄大判金の場合、この墨書を担当したのは後藤家十代・廉乗(れんじょう)および十一代・通乗(つうじょう)とされ、実際の取引記録でも「後藤廉乗」の墨書がある個体が複数確認できます。大判の鋳造を担った後藤家は、代々「後藤四郎兵衛」を名乗った京都の彫金師の家系(後藤四郎兵衛家、大判座後藤とも呼ばれる)です。小判・一分金の鋳造を担った金座の後藤庄三郎家とは別の家系で、庄三郎家の初代・光次はもともと後藤四郎兵衛家で働いていた職人(本姓は橋本)が、五代当主・徳乗に取り立てられて後藤姓を名乗ることを許された、という経緯があります。裏面には「元」という年代を示す極印が打たれており、これは元禄大判金だけに見られる特徴です。品位を下げた小判・丁銀にはこの手の年代印がしばしば見られますが、大判ではこの元禄大判金が唯一の例とされています。

あわせて裏面には「茂・七・九」「茂・さ・九」「茂・宇・九」「茂・山・九」「茂・坂・九」のいずれかの極印が打たれます。

元禄大判金の重量・品位

日本銀行金融研究所貨幣博物館の公式資料によれば、江戸時代の大判の金含有率は68%前後でほぼ一定でしたが、元禄大判金だけは52%、万延大判は37%と、他の大判より品位を落として発行されました。規定量目は165.0gとされています。瀧澤武雄・西脇康『日本史小百科「貨幣」』(東京堂出版、1999年)に掲載の数値では、規定品位は八十三匁位(53.0%)、分析品位は金52.11%・銀44.84%・雑3.05%、規定量目は44.2匁(165.4g)、鋳造枚数は31,795枚とされています。古銭場では、金含有率52.10%・銀含有率44.90%、重量164.50gとしております。手作業(鎚起)で1枚ずつ製作された歴史的な鋳造貨幣である以上、資料や個体によって数値に多少の幅が生じるのは自然なことといえるでしょう。なお、大判はそもそも一両・二両というかたちで日常的に流通する貨幣ではなく、「金一枚(44匁)」を単位として軍用・賞賜・贈答に用いられる特別な貨幣でした。明治政府が編纂した『旧金銀貨幣価格表』(太政官、1874年)を出典とする記録によれば、元禄大判金は同時期の元禄小判に対し、含有する金の量だけで見れば九両一分に相当したものの、実際の相場は七両二分程度だったとされています。大判が素材価値そのものよりも、格式や希少性を含めた特別な価値で扱われていたことがうかがえます。

元禄大判金の価格の見方

現代の記念金貨であれば「額面」「素材」「希少性」という3つの切り口で価値を考えられますが、元禄大判金は現行の法定通貨ではないため、額面を現代の円にそのまま置き換える公式な方法はありません。ここでは代わりに、「当時の価値表示」「素材としての価格」「希少性による価格」という3つの視点で見ていきます。

元禄大判金の当時の価値表示

先ほど触れた通り、元禄大判金の表面に書かれた「拾両」という文字は、小判10枚分の価値ではなく貨幣の重さを示すものです。つまり元禄大判金は、現代の額面付き貨幣とは根本的に性質が異なり、そのまま「10両」という金額として流通していたわけではありません。大判は軍用・賞賜・贈答用として、金の含有量に応じて他の貨幣と両替される特別な貨幣でした。ただし、この換算方法を現代の円に直接あてはめられる公式なレートはありません。

元禄大判金の素材の価格

素材の価格とは、貨幣に使われている金属そのものの価値を指します。古銭場では、元禄大判金の金含有率52.10%・銀含有率44.90%、重量164.50gから素材価値を算出しており、その結果は次の通りです。素材価値:¥1,801,637素材としての価値だけでも180万円を超える水準にあることが分かります。

元禄大判金の希少性の価格

元禄大判金の発行枚数については、瀧澤武雄・西脇康『日本史小百科「貨幣」』(東京堂出版、1999年)に31,795枚という記録があります(古銭場のデータでは30,000枚としており、近い水準です)。一方、現在どれだけの個体が現存しているかという数値は、今回確認できた資料からは特定できていません。実際の取引事例としては、銀座コインオークションにおいて次の4件が確認できます。いずれも日本貨幣商協同組合(JNDA)の鑑定書が付いた個体です。

オークション回次状態量目落札価格手数料込み
第1回 入札誌「銀座」極美品164.9g33,000,000円36,630,000円
第23回 銀座コインオークション美品164.18g14,500,000円16,892,500円
第34回 銀座コインオークション美品164.95g16,500,000円19,222,500円
第36回 銀座コインオークション美品/極美品165.13g13,500,000円15,727,500円

これらの価格はあくまで個別に成立した取引事例であり、元禄大判金全体の「相場」を示すものではない点にご注意ください。「美品」評価の個体はおおむね1,300万円台〜1,600万円台で取引されている一方、「極美品」評価の個体は3,300万円まで価格が伸びており、状態評価による差が大きいことが読み取れます。それでも、いずれの事例も素材価格(約180万円)を大幅に上回っており、歴史的価値・希少性が価格に大きく上乗せされていることが分かります。

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元禄大判金の真贋を見分けるには

元禄大判金は高額で取引される貨幣であり、以下のポイントはあくまで目安です。最終的な真贋判断は必ず専門機関に委ねてください。

重量・寸法を確認する

規定の重さはおよそ165g前後、寸法は縦15.4〜15.6cm×横9.4〜9.7cm程度とされています。重さが165gから1g以上ずれている場合は、偽物を疑ったほうがよいでしょう。

素材と磁石への反応を確認する

元禄大判金は金52%・銀45%程度の合金でできており、銀の含有率が比較的高いことから、銀がかった淡い黄色の色調を帯びるのが特徴です。金も銀も磁石にはほとんど反応しない金属なので、磁石を近づけてはっきりと引き寄せられる場合は偽物と判断できます。

裏面の「元」の年代極印を確認する

元禄大判金の裏面には「元」という年代を示す極印が打たれています。これは元禄大判金だけに見られる特徴とされ、裏面にこの刻印が見当たらない場合は、元禄大判金ではない可能性が高いといえます。

裏面左下の刻印パターンを確認する

裏面左下に打たれる刻印は、「茂・七・九」「茂・さ・九」「茂・宇・九」「茂・山・九」「茂・坂・九」の5種類のパターンに限定されているとされます。この5パターン以外の刻印が確認できる場合は、真贋を疑う材料になります。

表面のごさ目加工を確認する

表面には「ごさ目」と呼ばれる独特の型目加工が施されており、うっすらとしたマットな質感で、線の太さにばらつきがあるのが本来の特徴です。この模様が深く均一すぎる場合は、複製品の疑いがあります。

専門機関に鑑定を依頼する

ここまで紹介したポイントはあくまで目安であり、これだけで素人が本物・偽物を確定的に判断するのは困難です。実際の取引の場でも、日本貨幣商協同組合(JNDA)による鑑定書が添えられた状態でやり取りされるのが一般的です。手元にある大判が元禄大判金かどうか判断がつかない場合は、自己判断せず、古銭・古美術品に詳しい鑑定士や買取店に相談することをおすすめします。なお、フリマ・オークションサイトで「元禄大判金」として検索すると、実際には形状も価値も大きく異なる「元禄小判金」が名称の一部一致で多数ヒットするケースが見られます。名称だけで判断せず、鑑定書の有無や商品説明を必ず確認してください。

元禄大判金を売却する際の注意点

この貨幣の価値は、金という素材の価値だけでなく、歴史的背景や希少性、美術品としての側面が大きく上乗せされたものです。そのため、貴金属の地金買取だけを行う業者に持ち込んでも、本来の価値を十分に評価してもらえない可能性があります。先ほど紹介した取引事例が示す通り、同じ元禄大判金でも状態評価によって価格は2倍以上変わることがあります。個体の保存状態や来歴、鑑定結果によって、実際の評価額は大きく変わってくる点を踏まえておきましょう。元禄大判金のような歴史的価値の高い古金銀をお持ちの場合、あるいはお持ちかもしれないという場合は、古銭・古美術品を専門に扱う買取店や、実績のあるコインオークションへの査定依頼をおすすめします。

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